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忌野清志郎 完全復活祭(武道館) 

行って来ました。
以下、愛と敬意と感謝を込めて、長文で報告します。セットリスト付き。

2008.2.10 日本武道館
忌野清志郎 & NICE MIDDLE with NEW BLUE DAY HORNS plus 仲井戸“CHABO”麗市


武道館外

この日をとても楽しみにして生きてきた。
武道館入り口には、彼の見慣れた味のある字だ。

「この新しいブルースを楽しむような気持ちで治療に専念できればと思います。
またいつか会いましょう。夢を忘れずに!」
と書かれた彼の見慣れた字を見た2006年7月13日。
そして2008年2月10日、ついにこの時を迎えた。

快気祝い
入場時に快気祝いの手ぬぐいをもらう。
見慣れた字。見慣れたイラスト。

武道館中

観客数13,900人。
360度客席。ゆえにステージセットはシンプル。
北側(後ろ側)は、全席売り切れ後に追加で発売された席だけど、結果的にはステージに一番近くて羨ましい。

オープニング
スクリーンに髪のない弱弱しい年老いた男が映った。
BGMは多分「君を呼んだのに」。そのリズムに合わせて、1枚ずつ大量な写真が映る。
私の席の周り人達は、そこに映っているのが彼だとはじめ気づいていなかった。
写真は少しずつ復活していった。髪が伸びてきたり、髪が立ったりする度に、歓声が沸いた。
途中からは演出された映像となり、派手な服装になり、この日を迎える過程が表現される。
「2年間よく寝たぜ」

素晴らしい演出だった。さすがだ。
ヘビーな内容を、ロックでポップな作品にしていた。
まさにものすごいソウルマンが復活してくるみたいな迫力に満ちていた。

1.JUMP
ソウルマン参上。
声はばっちりだ。もう大興奮。
「JUMP」好きだ。今を歌ってる、そして普遍的な曲。
比較的新しい曲なのに、今を生きるこんな名曲がまだ作れることもすばらしい。

2.涙のプリンセス
ここから最新アルバム「夢助」から数曲続く。
「何が嬉しいって、バンドに戻ってこれた事が嬉しい。
椅子に座って小さな音で歌うのかと思ってた。」
みたいなトークが入った。感慨深い。私も本当に嬉しい。
しかも療養前以上にすごいバンドマンになってる。

3.誇り高く生きよう
「夢助」のレコーディング直後に療養に入ったので、「夢助」のCDは複雑な思いで聴いた。
「夢助」の声の調子は悪かったし、ジャケット写真もかなり老けたように感じたし、
だけど内容はすごく良くてこれが最後のメッセージかと思ってしまったり、
いつも少し悲しかった。
でも今日「夢助」をライブで聴けた。感無量だ。

4.ダンスミュージック☆あいつ
梅津さんの軽快なステップ。
結局一番変わってないのは梅津さんに思える。
片山さんは味のあるセクシーなナイスミドルになった。
私の会社のボスは、「渋さ知らズ」見てから、渋さ知らズや片山さんのCD聴きまくってます。

5.NIGHT AND DAY
ここまで最新アルバム「夢助」から。

メンバー紹介が入る。
ドラムのこーちゃんが紹介された時の歓声がすごかった。
私もそうなんだけど皆も、こーちゃんが参加してくれた事がすごく嬉しいんだと思う。
そしてこれからもまた一緒にやって欲しいと言うことなのだと思う。

6.デイ・ドリーム・ビリーバー
タイマーズもかっこよくて大好きだった。
私の大学の学園祭にも来てくれた。MOJO CLUB、ヒルビリーバップスと共に(笑)。
♪ずっと夢を見て今も見てる♪
今日はいつもより重く響く。

7.いい事ばかりはありゃしない
照明が暗めになる。急に渋い雰囲気。
これは来るよ。このイントロ、アコギだけど「いい事ばかりはありゃしない」だ。
この雰囲気、間違いない。来る。
仲井戸“CHABO”麗市。ブルースマン登場。
かっこよすぎる登場だ。この登場はロックライブ史に残るんじゃないか。
♪金が~欲しくて~働いて~眠るだけ~♪
のところは、ワンマイクでキヨシローとチャボが歌った。これにはもうノックアウトだ。
うー、コーちゃん、梅津さん、片山さん・・・。
竹中直人もラジオで、武道館で♪金が~欲しくて~働いて~眠るだけ~♪聴きたいって
言ってましたよね。「客席にいる竹中君よかったよね~」と心の中でつぶやく。

8.君が僕を知ってる
これまた名曲。そしてチャボと一緒じゃなきゃの曲。
チャボが一緒に♪わかっていてくれる♪って歌ってくれなきゃな曲。

9.チャンスは今夜
そして!チャボはソロでも歌ってくれた。
途中で、女性集団がいかがわしく(?)ステージに現れる。Stonesの「Honky Tonk Women」みたい。
少し散漫として、長いこと忘れていたことを思い出す。
高1で初めてバイトして初めて銀行口座を作った。
その後キャッシュカード入ったお財布すられて、そのまま今もほったらかしになってた事を。
暗証番号を「チャンスは今夜」に出てくるルームナンバーにしたのだった。
あの銀行は今は何銀行になったのだろう。

10.ぼくの好きな先生
初期の曲も大好き。
モデルの小林先生も会場にいらしていたそうですね。
最後に古井戸の「さなえちゃん」のフレーズをやってくれたのも芸が細かくて嬉しい。

11.私立探偵
この曲何だっけ?一瞬思い出せなかった。確かに私も歌えるのだけど。
レア曲だ。
久々に聴いた。甘い曲。しっくり来る。すごく嬉しい。

12.多摩蘭坂
甘い名曲。
ボーカルの素晴らしさに圧倒される。
神に見えた。
神懸かり的なトランス状態を味わう。
この時点で、もうチケット代以上の価値があった、大満足なすごい夜だと評価を確定する。

13.毎日がブランニューデイ
「夢助」から5曲目。
この曲が終わるとやっと清志郎、衣装チェンジで引っ込む。すごい体力だ。

14.コーヒーサイフォン
チャボがソロで歌う。古井戸の曲。
記念になる曲をってことで初めて一緒に作った曲、忌野清志郎21歳、仲井戸麗市22歳の時の歌と紹介する。
いい曲だ。選曲正解。
仲井戸さんにとっても、この日を迎えた事はとても感慨深い事なのだろう。
気持ちがひしひしと伝わってくる。

15.GOD
もう清志郎登場である。
仮装用のアイマスクみたいのをしてて、
怪しさがストーンズの「Sympathy for the Devil(悪魔を憐れむ歌)」みたい。
ここからはもう怒涛であった。

16.スローバラード
長いライブバージョン。
このソウルフルなバージョンは久々に聴いたような気がするのだが。
ソウルっぽいキーボードのイントロ。間奏の梅津さんのサックス。何度聴いてもいい。

17.激しい雨
「夢助」から6曲目。
♪何度でも、夢を見せてやる♪
本当に夢を見せてくれたのだ。
♪RCサクセションが聴こえる RCサクセションが流れてる~♪
スクリーンにRCのレコードジャケットが次々映る。心憎い演出。

18.ドカドカうるさいR&Rバンド
この曲のイントロが始まった時、
私の前の列でずっと座っていたおじさんが、立ち上がってノリノリになった。
いいノリしてるチャーミングなおじさん。
こういう光景を見るのが好きだ。

19.キモちE
激しいビート。そして延々と長い。
すごい体力だ。ついていけない。
今夜はじめにスクリーンに映った、髪のない死にそうな男がこんな事をやり遂げるなんて。

次の曲が始まる前に、
例の件を訊かれる。
この辺のキーボードのBGMがまた好きだ。
私が中学生の頃から訊かれ続けてるけど、最近の方が、深みや現実味は増していると思う。
「21世紀になって何年も経っているのに、
世の中は殺伐としていて、ちっとも平和じゃない。
オレがいない間もぜんぜん平和じゃなかった。
戦争も紛争も終わらないけど。
どうして、みんな仲良くできないんだ。
だから、今夜みんなに聞きたいことがあるんだ。
 『愛し合ってるかい。』」
みたいな内容。こんな事をこんなかっこよく訊く事ができるなんて。すご過ぎる。

「オレみたいにどっかに行ってた奴が戻ってこれるよう願いを込めて歌います。
どしどしアツいラブソング」

20.Baby何もかも
本編最後の曲。
そして曲の途中で延々続くマントショー。
1年前に亡くなったJames Brown、マントショーは立派に継承されています。
余計な布団ショーまでやってます。「Zzz」

アンコール
21.よォーこそ
ここでこう来たか。
メンバー紹介は、仲井戸さん、新井田さん、忌野さんの3人と、BLUE DAY HONESを中心に。
後の方々はソロ演奏でさらっと。

22.ROCK ME BABY
ストーンズの「It's Only Rock'n Roll」みたい。
♪理屈じゃないんだ♪♪これでいいのさ♪♪これが最高なのさ♪
共感、純粋に好き。

23.雨あがりの夜空に
♪雨あがりの夜空に吹く風が早く来いよと俺たちを呼んでる♪
好きなフレーズだが、ここの部分がレコードには入っていない。
その事がパンフレットの忌野氏と仲井戸氏の対談でおそらく初めて触れてあった。

終了。
そしていつもの如く、全員並んで肩を組んで片足を一度高く上げてから下ろして深々と頭を下げる。
後ろ側にも。

メンバーが下がり、清志郎はアコギを持ち、最後にもう1曲歌ってくれた。

24.LIKE A DREAM
♪君の小さなその夢を そっとMy Honey そう信じて
  君の小さなその夢を ずっとMy Honey  あきらめないで♪
メッセージが胸に力強く届く。この曲がこんなに胸に響く曲だったとは。
とにかく感動。

最後に息子さんと娘さんからの
花束贈呈
本人にとってもサプライズなようだった。
心の狭い私としては、こういう演出は別になくてもいいかと。興醒めする。
お子さんたちに勿論非はない。誰にも非はない。
ただ愚かな私は、自分の好きな男が子供といる様子を見るなんてつらいのだ。
ましてやいつの間にかすっかり成長してるなんて直視できなくて呼吸が浅くなる程つらいのだ。
ティーンエイジャーのガールフレンド気分で浮かれて過ごしてたひとときだったけど、
孤独な不惑女の現実に一気に戻った。
「竜平と百世です。」
そんな大卒のサラリーマンみたいな挨拶この場でどうよ、と負け惜しみを書いてみる。

エンディング
スクリーンにスタッフ紹介のエンドロール


3時間近いライブが終わった。
復活してまたライブができたというだけではなかった。
とにかくすごい特別な素晴らしい夜だった。

選曲もすごかった。
武道館は最適な場所だった。

美しくて凄まじい「命」の「輝き」を見た。
ヒトの形を借りた「魂」が強い氣を発してるのを見た。
宇宙的神秘的体験に思えた。
宇宙的な力も彼を後押ししてるように感じた。
(活字にすると大丈夫か自分って感じだけど)
でも、帰ってから読んだパンフレットの彼のインタビューにちょっと似たような事が載っていて興味深かった。
「倒れてもまた起き上がってやってるっていうのは、
自分の為だけじゃないのかもしれないなぁと、
最近思い始めたんですよね。」
「世界の為というか、人々の為というか。何かのコミュニケーションの為かもしれないし。
まだよくはわからないんですけど、そういうことはちょっと感じましたね。」

このすごい夜は、彼がそれだけ苛酷なブルースを体験してきたと言うことなのだろう。
だから手放しでは喜べないけど、
あの興奮、あの感覚、あの楽しさ、あの気持ちよさはきっと忘れないと思う。
彼が復活した意味、彼から受け取ったものを大事にしていきたい。

パンフ

忌野清志郎(ヴォーカル)  : 地味変(音が出ます)
仲井戸“CHABO”麗市(ギター) : CHABO web Book
三宅伸治(ギター) : Shinji Miyake Official Site(音が出ます)
中村きたろー(ベース) : bounce beat presents "kitaroh" web site
新井田耕造(ドラムス) : 新井田耕造オフィシャルホームページ
江川ゲンタ(ドラムス) : laluz.jp - MEMBER GENTA
厚見玲衣(キーボード) : 厚見玲衣倶楽部
梅津和時(アルトサックス) : Kazutoki Umezu's homepage-J
片山広明(テナーサックス) : 片山広明_趣味の排便
渡辺隆雄(トランペット) : 渡辺隆雄 頂上作戦

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| | 2008年03月08日(Sat)19:30 [EDIT]


ダビング希望の方へ

あいにく録音はしておりません。
ご希望に副えずごめんなさい。

面識のない方にメールするのは不安だったもので、
この場でお返事とさせてもらいました。

ご覧になれず残念でしたねえ。
形を残したい素晴らしい夜でしたので、
CD/DVD等きっと発売されると夢みています。

くさり | URL | 2008年03月09日(Sun)01:34 [EDIT]


 
 

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忌野清志郎 完全復活祭 日本武道館

そしてその日はついにやってきたのだった。 2008年2月10日。忌野清志郎完全復 [続きを読む]

ロックな日々 / 2008年03月06日(Thu) 12:17


 
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